© 2023 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
ファイナルファンタジーシリーズの最新作「FF16」が2023年6月22日(木)に発売となりました。
2020年09月17日にゲームトレーラーが発表となってから、その綺麗なグラフィック、ファイナルファンタジーらしさ漂うストーリーに魅了され、PS5を購入した筆者。
仕事と子育ての合間を縫ってのプレイで、なかなか時間の確保が難しかったが、約2ヶ月近くかかり、メインストーリーと全サブクエストを約55時間ほどでクリアしました。
購入を考えている方の参考になるようレビューしていきます。
クリアした感想
クリアした感想としては、最新のPS5の性能を活かした美麗なグラッフィック、大人向けなダークなストーリー、ファイナルファンタジーシリーズ初の本格アクションによる戦闘、召喚獣を使ったバトル、どれをとっても大満足な作品となっていました。
ゲーム開始当初から続きの気になるストーリー展開で、やめ時がないと感じるほど没頭してプレイすることができました。
良かった点
ストーリー
まずなんといっても、ダークなストーリー。
本作の主人公はクライブ・ロズフィールド。
ストーリー序盤は王国内での家族間の揉め事的な形でスタートします。
ですが、徐々に物語を進めていくにつれ、実弟のジョシュアや、ジルなどの仲間達と協力し「人が人として生きられる世界を作る」ために世界を旅するストーリーとなっていきます。
特にストーリー内では、「ベアラー」という生まれつきクリスタルの恩恵なく魔法を使える人々が、奴隷として酷使・差別されるというシーンが多く出てきます。
奴隷といった現代社会で取り扱うにはシビアなテーマであるにも関わらず、いろんな町にいる一人一人のキャラクターの人柄や背景がしっかりと描いているため、そのキャラクター、世界に感情移入しやすかったです。
また、今作のサブクエストも秀逸で、まるでメインクエストと遜色ないレベルのストーリーとなっています。
ゲームのやり込み度を上げてくれるサブクエストですが、「お使い要素」になってしまうゲームもあったりします。
今作のサブクエはそういったことはなく、メインストーリーにうまいこと肉付けしている印象で、サブクエを攻略した場合としていない場合では、メインクエストのクリア後の感想が変わってくると感じます。
ぜひ全てのサブクエを攻略し、メインクエストのクリアをしてほしいと思います。
戦闘
2つ目に良かった点は、ファイナルファンタジーシリーズ初の本格的アクションを使った戦闘です。
FF世代の筆者は、FFといえばコマンドバトル。アクションゲームの経験もほとんどなかったため、アクションによる戦闘がFF16を楽しめるか唯一で最大の不安でした。
ですが、結論から言うとアクション初心者のコマンド慣れした私でも、FF16の戦闘はとても楽しめました。
具体的には敵の攻撃パターンを読み、攻撃と回避を直感的に、爽快なアクションを行うことができます。
道中は中ボスクラスが数多く出てきたり、ボス戦に関しては激しい技を繰り広げてくるため、攻撃一辺倒とはいかない爽快なバトルと、召喚獣バトルを織り交ぜた激しくスケールの大きい戦闘になります。
特に召喚獣タイタンのドミナント、フーゴ・クプカとの戦いは圧巻でした。
「死んで償え!」(フーゴ・クプカの名言)
また、アクションバトルに関しては、アクション初心者とアクションに慣れたプレイヤーによって戦闘も変わってくると思います。
アクション初心者でも十分楽しめますが、アクションゲームに慣れたプレイヤーでも満足できるアクションが用意されています。
ちなみに筆者はアクションゲーム初心者ですが、十分にアクションバトルを堪能できました。
本作のコンバットディレクターには元カプコンで「デビルメイクライ5」や「ドラゴンズドグマ」などを手がけた鈴木良太氏が参加しており、FF16はそれらゲームのアクションっぽさを取り入れたアクションバトルとなっており、敵を倒した時の爽快で気持ちいい体験ができます。
イマイチだった点
設定(カメラワーク)
これは筆者がただただ知らなかったという話ですが、移動時と攻撃時にカメラが追従してくる設定がデフォルト設定となっています。
そのため、移動中に周りの景色を見てまわりたいのに、カメラワークがぐにゃぐにゃして周りをうまく見ることができません。
また、酔いやすい人はカメラ追従の設定をしていると、画面酔いをすると思いますので、「システム」→「カメラ設定」→「移動時のカメラ追従」「攻撃時のカメラ追従」をOFFに設定することをおすすめします。
ちなみに筆者は40時間ほどプレイした後に設定で変更できることを知りました(笑)
ザコ敵とすれ違うたびにクライブが戦闘モードに
FF16はオープンワールドではありませんが、ゲーム内は広大なフィールドとなっています。
メインクエストや、サブクエで広大なフィールドを探索することになるのですが、その道中でザコ敵がうじゃうじゃといます。
サブクエ消化の時など、ザコ敵と戦いたくない気分の時もあります。
ですが、そこら辺にいるザコ敵の近くを通るたび、クライブが背中に背負っている剣を抜き、戦闘モードに入ります。
そのため、戦闘を免れることはできますが、いちいち走るスピードが遅くなり、目的地への到着が遅れます。
支障のない範囲ですが、時間の制限のある筆者にとっては小さなストレスと感じました。
まとめ
PS5を購入してでもやりたいと思えたFF16。
プレイを終えて、やはり圧倒的なスケールと満足感を得ることができました。
そして自分のゲーム人生の中でも上位に入る思い出に残る作品となりました。
PS5をお持ちの方にはぜひプレイしてほしい1本です。
コメント